わたしは交代勤務の3交代シフトで20年近く働いてきました。
交代勤務についてどう思っているのか本音を書いていきます。
独身の頃と、家庭を持ってからでは、交代勤務のとらえ方がガラッと変わりました。
あと、年齢もあると思います。若いころと40代の今では夜勤の疲れが違う。
今は交代勤務はやりたくないです。
40代になった今では、お金より健康や時間を優先したいと思っています。
その辺について自分の考えをこの記事で整理していきます。
何を幸福と考えるか、人によって違うと思います。
交代勤務について否定的なことばかりの内容です。今まで交代勤務をやってきて、「不幸だったのか」というとそうではありません。
交代勤務を頑張ったから今の恵まれた環境があると感謝しています。
交代勤務について今の考え
時間の密度が低いというか、交代勤務をしているとプライベートな時間が犠牲になる。もったいない時間がある。
どういうことかと言うと、夜勤の週に夕方から夜8時までいったん起きて家族と過ごしているけど「今夜も仕事だからもう一度寝ないと…」と仕事モードが頭をよぎる。憂鬱になる。
例えると夜勤の週は毎日【サザエさん症候群】になっているという感じです。
子どもを寝かしつけている時間に「もうすぐ夜勤…」これがつらい。
日勤だと夜はリラックスできるのに、と思ってしまします。
夜勤明けも疲れから活動レベルが下がり、ボーっと時間が過ぎることが多いです。
若いころと違って夜勤がツラい!
会社の先輩たちに50代も当然居ます。
交代勤務をどう思っているかと言うと、「気にならない」「全然大丈夫!」と元気いっぱい(‘Д’)
わたしは夜勤前の寝起きがツラい。特に冬。
あきらかに若いころより寝起きが悪くなりました。
朝家に帰ってくるとボーっとします。
お金(交代勤務手当・深夜手当)より時間を大切にしたい
ある程度お金を貯めたので、考えが変わりました。
『家族の時間を大切にしたい』『健康的な暮らしを手に入れ、時間を有意義に使いたい』と考えるように。
- 夜リラックスして早めに寝る。
- 朝余裕をもって起きる。
- 家族みんな同じリズムで生活する。
今は贅沢しなければ『基本給と妻のパート+少量の資産収入』で生活できると判断。
お金より生活の質を高めたい。
「交代勤務をやめたい」と思うようになりました。
交代勤務だと余計な出費が増える
平日・日中や深夜に一人で過ごすため、電気代が余分にかかります。
あと医療費も増える。風邪をひきやすく病院や薬の出費が増える。
病院まで行かなくてもドラックストアで解熱剤や葛根湯、鼻炎薬を買う頻度が多くなる。
大した額ではないかもしれないけど、日勤より出費は増えていると感じます。
また、物価が上がっても交代勤務手当や深夜労働手当が上がらない。
「お金の価値」より「時間への価値」に重きを置くようになって、諸手当が割に合わないと感じるようになりました。
交代勤務者の方が有給を使う必要性が高い!
よく聞くセリフで「交代勤務は平日の日中が空いているので市役所に行ける」があります。
平日が仕事休みだったりするから有給取らなくても大丈夫なんだと。
そんなことより土日祝の日中、子供や家族イベントのために有給を取る頻度の方が高いと思います。
市役所に行く用事って年に何回ありますか??
家族そろってのお出かけやイベントごとは土日祝の方が多いです。
学校・地域活動は「平日の夜か土日・祝の日中」。
絶対に市役所に行く頻度より高い。
また夜勤の場合、前日も余計に有給を取ることも…
体調不良での有給取得も多い。
生活を守るために交代勤務を続けるしかない!
とはいっても甘いこと言ってられない、家族の生活がある。年収は下げられない!
よくわかります。
家庭を支えるために交代勤務や夜勤で働くことを否定したいわけではありません。
私もそのために働いています、働いてきました。交代勤務を続けてきたから今がある。
私の周りの同僚もデメリットなんで十分わかっている。でも日勤なったら生活できない!という意見が大半です。
ただ「いい車を乗りたい」とか、実は生活できるのに「環境の変化が怖いから」「夜勤は気が楽だから」と言う理由で時間や健康を犠牲にする働き方を続けたいと思わなくなりました。
超有名な本『チーズはどこへ消えた?』に書いています。
『恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる』
「行動は早ければ早いほど良い」
わかっていても行動に移せない。
変化が怖くて現状を変えずに待っていても、誰も助けてくれない。
これからの日本も変化できないサラリーマンに厳しい時代がやってくるとボンヤリ感じています。
だからって自分は何も取り柄が無いのも事実です。この辺は課題感を持ちつつも何ができるのか正直分かっていません。
取り柄が無い分、「最低この辺まで稼げたら暮らしていける」というラインは計算しています。
何が言いたいかと言うと、『体が資本』
健康で仕事を選ばなかったら暮らしていける。
取り柄が無くても健康なら何とかなる。
交代勤務は【年間休日日数詐欺】
休日が1日じゃない件。
【準夜勤・夜勤】のサイクル明けが休日カウントされてるけど、体調戻すために時間使っておしまい…。睡眠調整で半日はムダに終わってる。
半日ってデカいですよ。
半日って言ってますがそれ以上じゃないでしょうか。
日勤の人は金曜日の夜から労働から解放されてる。金曜夜から日曜夜までってメッチャうらやましいです。
同じ2日でも大違いです。
有給も一緒です。用事がある前日に睡眠調整で有給使うことがある。
夜勤は幸福を感じにくい理由があった!
「しあわせだなーって感じない」これって怖くないですか?
しあわせな環境にあっても感じ取れない…人生を無駄にしているといっても言い過ぎではない。
『精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生を作る』の本に書いていたのですが
幸せには積み上げる順番があるんです。
- 心と体の健康からくる「セロトニン的幸福」が土台。
- つながり・愛からくる「オキシトシン的幸福」が真ん中。
- 成功・お金からくる「ドーパミン的幸福」が一番上。
積み木のような積み上げではなく、重要なことは『ピラミッド構造』だということ。
土台であるセロトニン的幸福が少ないと、その上が成り立たないということです。
何が言いたいかと言うと『健康が一番大事』
身心の健康という幸せの土台が小さいと他の幸せを積み上げることができない。
介護状態で孤独だと使いきれない財産があっても幸せじゃない。
そんな幸せの土台となる一番重要な『セロトニン』は、
1.朝日を浴びる
- 朝日を浴びるとセロトニンの生成が活発になります。
2.適切な睡眠をとる
- 規則的な睡眠習慣がセロトニンのバランスを保てます。
交代勤務は土台のセロトニンの生成や活性化に必要な条件が損なわれる
- 夜勤明けは日中に眠るため、日光を浴びる時間が短くなる。
- 不規則な睡眠スケジュールにより、セロトニンとメラトニンのバランスが崩れる。
- 睡眠の質が低下し、回復ホルモンの働きが阻害される。
体と心の健康による幸せを感じにくくなる
(1段目のセロトニン的幸福)
交代勤務は中段のオキシトシン的幸福が損なわれる
社会的孤立
交代勤務は一般的な9時~17時の勤務時間と異なるため、家族や友人との時間が合わず、孤独感を感じやすくなります。
- 趣味やレジャーなどの社会的活動に参加しづらくなる。
- 他人とのコミュニケーション不足が、心理的なストレスを増加させます。
つながり、愛の幸福を感じにくい
(2段目のオキシトシン的幸福)
『幸せの土台・身心の健康』が無いと、いくら金持ちになっても幸せは感じられないってことですね。
『3段目の【成功・お金】のドーパミン的幸福』は1段・2段の幸せが積み重ね出来ていないと成立しない。
「幸せを感じられない、感じにくい」ってコワいです。
いくら環境に恵まれていても脳が幸せホルモンを出さないと幸せとは感じられない。
周りが幸せにしてくれるのではなく、自分が幸せを感じるかどうか…。深い内容です。
まとめると
私はお金より「幸せを感じやすい環境を作っていきたい」ってことでした。
交代勤務をしてきた20年間が不幸だったってことではないんです。
交代勤務を20年やってきたので環境の変化は不安です。正直新しい環境は怖い。不安。
だけど思い切って日勤へ異動する決断をしました。(就業規則のルールを適応してもらうことになった)
身心の健康≧家族>お金
年収が思いっ切り下がっても大丈夫っていう資産形成の意識を持ち続けていきたいです。
お金が無いと『人生の舵』を会社に握られていると思っています。
まだまだお金に余裕はないですが『人生の舵は自分で握りたい』、生活レベルを上げずどんな仕事に就いても生活していけるよう予防線を張っていきたい。
交代勤務から日勤へ異動すると120万ほど年収が下がります。
120万円で家族との時間・将来の健康を買えたと思うようにします。
何かで見た『人生の後悔ランキング』に「家族との時間を大切にすればよかった」が上位でした。
交代勤務から日勤へ異動になる記事は後日。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも交代勤務について記事にしています。