「休憩中に椅子に座って仮眠をとっているけど、姿勢が決まらずしっくりこない」
「姿勢が安定しないので仮眠に集中できない」
「仮眠に対する不満」を感じている人は、わたしだけではないはずです。
この記事で、椅子に座った状態で仮眠をとる際のポイントを一緒に確認しませんか?
仮眠を味方につけると、ストレスの最大原因となりうる「業務上のミス」を無くす手段になります。
「仮眠グッズ」や「姿勢を保つ方法」を知ることで、仮眠をより良いものにしていきましょう。
仮眠がもたらす効果と正しい取り方
「仮眠の効果」、「仮眠の効果的な長さ」については知っている人も多いと思います。
一応、おさらいしましょう!
理想的な仮眠時間と効果
仮眠(昼寝)は、短時間の休息を取ることで、脳と体の疲労をリセットする効果があります。
- 集中力の向上: 10~20分の短い仮眠は、作業や勉強の集中力を高める効果があります。
- 記憶力の改善: 仮眠を取ることで、記憶の定着が促進され、学習効果が向上します。
- 疲労回復: 疲れた体や脳をリフレッシュさせ、エネルギーレベルが回復します。
- ストレスの軽減: 仮眠はリラクゼーション効果があり、ストレスや不安を軽減するのに役立ちます。
ただし、長すぎる仮眠(30分以上)は、逆に眠気が強くなり、頭がぼんやりすることがあるため、短い仮眠がおすすめです。
仮眠の重要性:ヒューマンエラー・ポカミス防止
短時間の仮眠をとることで、脳がリフレッシュされ、ミスが減ります。
できるだけ仕事のミスはしたくないものです。
仕事のミス(ヒューマンエラー)は精神論で解決できるものではありません。
「気を付ける」「確認する」「意識する」「真剣にやる」…
ミスを無くすための対策として、精神論は弱い…
仮眠は脳の働きを回復させます。注意力を高め、判断力・記憶力を向上させるため、ミスを減らせます。
特に、長時間の作業や疲労がたまっている状態では、仮眠を取ることで集中力が回復し、作業の精度が上がります。
研究によれば、夜勤労働者や長時間のシフトワークを行う人々が仮眠を取ることで、作業ミスや事故の発生率が低下することが確認されています。
業務ミスをは精神的ダメージが相当大きくなるので、この観点からも仮眠の重要性が良くわかります。
仮眠中の姿勢が悪いことで与える体への影響
不自然な姿勢で仮眠を取ると、筋肉や関節に負担がかかり、かえって疲れが残ることも。
例えば、首を傾けたままの姿勢は首や肩に負担を与え、肩こりの原因になります。
やりがちな頭の下に腕を置いて仮眠をとると、右手がだらんと垂れてしまい、手や指が持ち上がらなくなる危険性があるようです。
要するに、頭の重さで神経の一部が圧迫され、神経が麻痺して手が動かなくなってしまうのです。(「後骨間神経麻痺」や「橈骨神経麻痺」)
腕を圧迫することによって発生する、一般的な「神経障害」らしいです。
この神経麻痺が起こると、日常生活に大きな影響を与えます。
手が持ち上がらなくなるため、物を持ったり、基本的な動作が非常に困難になります。
回復期間は、軽い場合で1~2か月、重症の場合は半年ほど続くとのこと…
「腕を枕にして寝るべきではない」
ってことですね!
仕事のために仮眠しているのに、仕事できなくなったら笑えない。
仮眠の正しい姿勢とは?
椅子に座って仮眠をとる場合、正しい姿勢を保つことで、体への負担を減らし、リフレッシュ効果を高められます。
背もたれにしっかりと寄りかかり、腰の位置を安定させることが重要です。
首を支えるクッションやタオルを使うと、首や肩の負担が軽減され、快適な仮眠ができます。
足は床にしっかりとつけ、体がリラックスできるようにしましょう。
そのため、仮眠をとる際は仮眠グッズを使うことをオススメします。
本やタオル、あるいは首枕を使用し、首がしっかりと支えられる状態で眠るようにしましょう。(腕枕はしない)
たかが仮眠、されど仮眠。ぜひ、首に負担をかけない正しい姿勢で仮眠をとりましょう。電車や乗り物で寝てしまう際も、首がガクンとならないように首枕を活用するのがオススメです。
仮眠や昼寝の際、特に重要なのが首の姿勢です。首の姿勢が悪いと、かえって疲れがたまってしまう可能性があります。
まとめ
この記事では、椅子に座って仮眠を取る際の姿勢や仮眠の重要性について調べました。
仮眠は集中力や記憶力を向上させ、業務ミスを減らすために効果的ですが、姿勢が悪いと筋肉や神経に負担をかけ、疲労や神経障害を引き起こすリスクがあります。
正しい姿勢で仮眠を取るためには、背もたれに寄りかかり、首を支えるクッションやタオルを使用し、腕枕を避けることが大切です。
机に向かってうつむいて仮眠する際は、本を積み重ねるか、カバンなどを利用し頭の置く位置を高くしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。